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返済期間から見る利息はいくら違うか?計算してわかった金利の怖さ

 

こんにちわ。節約・資産運用ブログ「マネーのひな形」を運営している、カベヤス(@kabenrich)です。

今回は借入期間が長いと利息がどれだけ増えるのかについてご説明していきたいと思います。

金利を理解すれば、借金返済後の資産運用を始める際にもきっと役に立ちます。
ぜひ、完済までに理解し完済後は資産運用でお金を貯めていきましょう。

さて、借金されている方は少しでも安い金利でお金を借りられる銀行や金融業者をお探しかと思います。
ここで質問ですが、銀行系カードローンで一番低金利な先はご存知でしょうか?
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一番金利の安い銀行系カードローンは?

三菱東京UFJ銀行の『バンクイック』です。
年利は1.8〜14.6%で、最低金利の1.8%はフリーローンでは滅多にお目にかかれない金利です。
とは言っても、なかなかいきなり1.4%で貸してはくれないので年利5〜7%といったところでしょうか。

100万円返済する場合

一年で完済する場合

年利5%で100万円借りた場合に一年で完済しようとすると月々の返済額・支払利息額は以下の通りです。

  • 月々返済額: 85,607円
  • 返済総金額:1,027,290円
  • 支払利息額: 27,290円

こう見ると利息額が少なめで借りてもいいかなと思うかもしれません。
それは月々の支払金額が多いため利息額が少ないだけのことです。
次は月一万円ずつ返済した場合を見ていきましょう。

月々一万円返済した場合

年利5%で100万円借りた場合に毎月1万円未満で返済した場合の返済額と支払利息額は以下の通りです。

  • 月々返済額: 9,978円
  • 返済総金額:1,297,197円
  • 支払利息額: 297,197円
  • 総支払年数: 10年10か月

たった5%の年利であったとしても毎月の返済金額が少なく支払い月数が長くなると
一年で完済する場合と比較して総支払利息額は27万円近く増える計算になります。
27万円増えるということは27か月間は元金以外の利息のためだけに支払いをおこなっていることになります。
27か月間ですよ!言い換えれば2年以上利息のみ払っている計算になります。

恐るべし金融業界

何故、このような金額になるのか金利の計算方法を見ていきましょう。

金利の計算方法

利息の計算方法は以下の通りですので覚えるかメモしておきましょう。
そして、皆さんが借りている金利と利用残高で一度は必ず計算を行ってください。
お金を借りて借金があるなら、どれだけの金利で利息がいくらあるのか
把握することが借金返済の第一歩になります。

利息=利用残高×実質年率÷365×利用日数

上記の100万円で年利5%で月1万円返済の場合はこんな計算式になります。

一ヶ月目

1,000,000円×5%÷365×30=4,109円
10,000円-4,109円=5,891円
一万円だけの返済だったら、元金は5,891円しか減らないんですね。半分近くは金利ということになります。

二ヶ月目

(1,000,000円-4,109円)×5%÷365×30=4,092円
10,000円-4,092円=5,908円
二ケ月目も一ヶ月目とほぼ同じ金額で、半分近くが利息で数ヶ月は同じような状況が続いていきます。
当初は返済金額の4割が金利になってしまうということです!

まとめ

お金を借りる場合皆さん金利の安い先ばかりに目が行き、返済年数をあまり気にしてないのではないですか?
多少の金利の差よりも返済年数をいかに短くするかの方が無駄に支払う利息額は減ります。

今現在の返済金額が銀行等の貸す側が設定している場合は注意が必要です。
金額にもよりますが返済金額の半分近くが利息になっている可能性が高いです。
もう一度金利の計算方法について記載しますので、皆さんも一度計算してみてください。

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