こんにちわ。節約・資産運用ブログ「マネーのひな形」を運営している、カベヤス(@kabenrich)です。
前回、国債について説明しました。
説明の中で使われている金利や利率、さらには利回りって何って質問がありました。
金融に詳しい方じゃないとしっかり理解はされてないみたいです。
ということで、今回はそれぞれの違いについて説明していきます。
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金利と利率と利息と利子の違い
金利
金利とはお金の貸し借りをした場合等に手数料として支払うものを言います。
銀行などの金融機関に借りたお金と合わせて支払う手数料も金利に含まれます。
預金や貸付に対する利子の比率
利率
利率は金利と同じ意味でつかわれる用語ですが数値化したものを言います。
元本に対して支払われる利息や利子が〇〇%であるかを表します。
銀行の定期預金などでは利率〇〇%とか年利〇〇%って書かれているものです。
元本に対する1年あたりの利息の割合
利息・利子
定期預金をした場合に定期的に受け取るお金のこと。
そして、お金を借りた場合に定期的に支払うお金を言います。
元本と金利の割合から求められる金額
利率と利回りの違い
利回りとは金融商品を継続して複利で運用した場合に得られる利息を継続年数で割った金額。
つまり、1年あたりの平均の利息の額になります。
投資額に対する収益の1年平均の割合
単利と複利の違い
単利
単利は元本が変わらない金利の計算方法を言います。
例えば『+5%』の利回りで100万円を10年間運用した場合
100万円×5%=5万円が毎年もらえる金額になります。
ただし、元本は増えないため翌年も5万円のみもらえることとなります。
実際に10年間単利5%で100万円運用した場合50万円が増えることとなります。
複利
複利は毎年の利子を元本にプラスしていく金利の計算方法を言います。
上のケースと同じ条件で複利で運用した場合
100万円×1.05%×1.05%×1.05%・・・・=162万円
10年後にに手元に残る金額は162万円となり62万円増えることとなります。
単利よりも12万円も多く増えることになるのが大きな特徴です。
もし、これが20年運用なら単利では+100万円ですが、
複利の場合は+165万円と65万円もの差が出ます。
元本が多ければ多いだけ差が顕著に出るのも特徴の一つです。
まとめ
金利と利率、そして利回りを理解すれば銀行の預金や債券や国債、
ローンなどといった金融商品に関する内容を理解できるようになります。
そして、お金は理解し適切に運用すれば少しずつでも確実に増えていくものです。
複利は雪だるま式に増えていくものなので、途中でおろさないことを心がけましょう!
逆に借金の場合は早く返済しないと雪だるま式に増えていきますので注意しましょう。