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ブログに画像を引用する場合の7つの注意事項と方法

今回はブログに画像を引用(貼り付ける)する場合の注意事項について解説していきます。

ブログを運営していると記事の信頼性を補填するため特定の機関が調査した結果の表やまとめ画像などを利用しますよね。

そんな時は一定のルールを守らなければいけません。

もしルールを守らずに無断で画像や写真を使ってしまうと罰金等の罰則が発生する可能性があります。

PV数が少ないから自分には関係ないと思っている方も注意が必要です。法律はあなたのブログが大きかろうが小さかろうが関係なく適用されます。

後から『しまった!』とならないように理解しておきましょう!

ブログに画像を引用するのは違法では無い

ブログに画像を引用するのは違法ではない⇐結論

そもそもブログに画像や写真を引用することはルールを守れば問題ありません

いろんな方のブログ(特に始めたての方)を見ているとルールを理解して引用できている方は少ないです。皆さんのブログは大丈夫ですか?

ジャイアン理論「俺のモノは俺のモノ、お前のモノも俺のモノ」は通用しません。

他人の画像や写真を無断で使ってしまうと著作権侵害とになり、記事の削除や著作者から訴えられる可能性があるのでしっかり理解しておきましょう。


ブログに画像を引用するときに注意すべき法律

ブログに画像を引用するときに注意すべき法律

画像や写真をブログに引用するときに注意しなければなならい法律が著作権や肖像権、パブリシティ権です。なんとなくはイメージ付きますがブログで表現していく者としてそれぞれをしっかり理解しておきましょう。

著作権とは?

著作権とは、著作者人格権と著作権(財産権)のことをいいます。

著作者人格権とは、著作物を通じで表現されている著作者の人格(考えや気持ち)を守るための権利。

そして、著作権(財産権)は著作権者が著作物の利用を許可することで使用料を受け取ることができる権利をいいます。

特にブログなどで画像や写真を引用する場合にかかわってくるのが、著作権(財産権)のうち複製権と呼ばれる権利です。

複製権は、著作権に含まれる権利のひとつで、著作権法第21条で規定されています。(第21条「著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。」)
複製とは、作品を複写したり、録画・録音したり、印刷や写真にしたり、模写(書き写し)したりすること、そしてスキャナーなどにより電子的に読み取ること、また保管することなどを言います。

〔参考〕 第2条1項15号 複製
印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製すること(以下略)

出店:複製権とは | 公益社団法人日本複製権センター(JRRC)より引用

 

つまり、ブログに画像や写真を無断で貼ることは複製権を侵害することになり、著作権を侵害することになります。

肖像権とは?

肖像権とは他人から無断で写真や映像を撮影さりたり、公表されたり利用されたりしないように主張することができる権利をいいます。

テレビで街の様子が流れるときにモザイクがかかっていたりすることがありますよね。

モザイク映像は映っている方からテレビに流しても良いか確認が取れていないので流さないようにしているんですね。

パブリシティ権とは?

スポーツ選手や芸能人の名前や肖像から生じる経済的利益ないし価値を排他的に支配する権利のことをいいます。

かなり難しいですね。

簡単に言うと、有名人は有名人であること自体に顧客吸引力を持っています。第三者が有名人の顧客吸引力を無断で利用することが禁止されています。

わたしが財布を売る場合に「芸能人の○○さんも使っている財布」として、無断でその方の写真を掲載するとパブリシティ権の侵害として訴えられてしまいます。

パブリシティ権の判例については、弁護士法人クラフトマン様が誰もが知っている芸能人の判例をまとめてくれているので興味のある方は一度読んでみてください。

個人的な意見としては、日本でも芸能人のパブリシティ権をもっと認めてもいいんじゃないかなと考えています。

ブログを運営するうえで注意すべき法律が理解できたところで、実際にブログに画像や写真を引用する場合にどのように引用すれば問題ないのかを説明していきます。


ブログに画像を引用するときの7つの注意事項

ブログに画像を引用するときの7つの注意事項

ブログに画像を引用する場合の注意事項として文化庁が以下のように説明しています。

他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。

(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)

出典:文化庁|著作物が自由に使える場合 (注5)引用における注意事項

上の内容をわかりやすくまとめると以下のとおりです。

  • 引用しなければ説明できないような状況であること
  • 引用箇所を分かるようにすること
  • 引用は補足として利用し、あくまで自分の記事が主体であること
  • どこから引用したかを明らかにすること

文章であれば上の4点を守れば問題ありませんが、画像は以下の点にも注意しましょう。

  • 引用元のルールを確認すること
  • 引用元を明らかにしても芸能人などの有名人の写真の利用は避けること
  • 画像を直リンク(引用元の画像URL)で使用しないこと

ブログに画像を引用する場合の手順とサンプル

ブログに画像を引用する場合の手順とサンプル

ワードプレスの投稿画面で引用符部分をクリックすると、テーマによってデザインは異なりますが表示することができます。

引用符を表示する方法

実際にブログに画像を引用する場合は下のような感じで表示すれば問題ありません。

画像引用サンプル
出典:ナオログ

記事への貼り付け方は特に難しくはないですね。

ブログに画像を引用する場合の注意事項:まとめ

今回はブログに画像や写真を引用する場合の注意事項を紹介していきました。

引用はルールを守れば問題ありませんが、ルールを守らないと著作権侵害で訴えられたりブログ自体を削除しなければならなくなる可能性もあります。

特に芸能人などの有名人の画像を利用するときは細心の注意を払ってください。

最後にブログに画像を引用する場合の7つの注意事項をまとめておきます。

  • 引用しなければ説明できないような状況であること
  • 引用箇所を分かるようにすること
  • 引用は補足として利用し、あくまで自分の記事が主体であること
  • どこから引用したかを明らかにすること
  • 引用元のルールを確認すること
  • 引用元を明らかにしても芸能人などの有名人の写真の利用は避けること
  • 画像を直リンク(引用元の画像URL)で使用しないこと

それではルールを守って楽しいブログライフを続けていきましょう!

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