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30代40代が老後に貯蓄すべき金額はいくら必要?

こんにちわ。老後が心配なカベヤス(@kabenrich)です。

皆さんは老後の生活に心配を覚えたことはありませんか?

現在の国の公的年金の管理のずさんさや消費税率のUP、保険制度の改定など私は心配で心配で仕方ありませんでした。
年金だけで老後生活できないことは誰もが知る周知の事実です。

では、いくら老後に準備しなければいけないのか?

国は教えてくれません。親も教えてくれません。自分で調べる努力をしなければ誰もあなたに真実は教えてくれないんです。
私は自分で調べたので次の一歩を踏み出すことができました。

現在、老後に必要な金額は2,000万円であるとか3,000万円であるとかいろんな情報が飛び交っていますね。
実際には現在の皆さんの年齢・給与によって貯蓄しておくべき金額は違います。

なぜなら、もらえる年金の額も違えば、消費税や保険費用の負担も年代により異なるからです。

この記事には30代40代の皆さんに合わせた老後に必要な貯蓄額を解説してます。
皆さんが老後に最低限準備しておくべき必要な額を参考にしてください。

もし、この記事を見ず今のままの生活を送っていけば老後貧乏・老後破産になってしまうかもしれませんよ。
私と一緒に老後への貯蓄の第一歩を始めましょう!

現高齢者の支出を基本を知る

闇雲に老後に必要な金額を一から計算するのは現実的ではないので、現高齢者の支出を基本に異なる点を修正していく方法で計算させていただきます。

老後の年数は何年?

上の図では男性・女性の平均寿命から老後の年数をまとめました。

なお、我が家は夫婦同年齢のため平均的な数値になりますが、皆さんが計算される場合は夫婦の年齢差も含めて計算するとより正確な金額が出せます。

男性:21年
女性:29年
※再雇用期間5年、年金受給は65歳から、夫婦同年齢で設定

現高齢者の平均支出額

平成28年度の家計調査より現高齢者世帯の平均支出額は以下の通りとなっています。

60〜69歳二人以上の世帯
▶︎277,283円/月
70歳以上二人以上の世帯
▶︎238,650円/月
60歳以上単身世帯
▶︎149,552円/月
※総務省 家計調査報告(家計収支編)平成28年度(2016年)参照

現高齢者の老後総支出額

上記の老後の年数と平成28年度の家計調査を元に現高齢者が老後に必要な金額は以下の通りです。

この金額から年金支給額を引いた金額が、現高齢者が最低限貯蓄しておくべき金額になります。

でも、今回のテーマは30代40代が老後にいくら貯蓄しなければならないかです。

この金額に調整をおこなっていき最後に最低限貯蓄すべき金額を出したいと思います。


老後貯蓄額を計算するための調整

まずは先ほど計算した総支出額(約7,900万円)を消費支出額と非消費支出額に分けます。

消費支出とは、いわゆる生活にかかる費用。以下の非消費支出を除くすべてをいいます。
非消費支出とは、税金や社会保険として強制的に支払わされる支出をいいます。

消費支出額と非消費支出額

実際老後にかかる非消費支出がいくらなのか説明していきましょう。

年齢月額総額
60-6430,6511,839,060
65-6932,8061,968,360
70-7430,6921,841,520
75-8025,7821,856,304
81-8812,4451,194,720

総支出額  :7,900万円
非消費支出額: 870万円
消費支出額 :7,010万円

消費税率アップを考慮

現在の消費税率は8%ですが、私たちが65歳になるころには10%・15%となることは間違いありません。

消費税率が15%となった場合の消費支出額は7,460万円となります。

つまり、現在の高齢者よりも450万円も支出額が増えてしまう計算になります。

消費税:+450万円

社会保険料のアップを考慮

非消費支出額は870万円でしたね。覚えてますか?

ちなみに非消費支出額の7割弱が社会保険料の費用なんです。

厚生労働省が2025年度に介護保険料が引き上がっていることを予想しています。

2025年度の改革前提の推計は一人当たり月8,200円。(参照:厚生労働省)

2014年時点の平均金額が一人当たり月4,972円であるため、月3,228円増えてしまうんです。

たった3,228円ですが、これが老後の全期間に及びますので現在の高齢者より193万円増えてしまう計算になります。

社会保険料:+193万円

調整総額

消費税と社会保険料の調整金額を合計すると643万円になります。

実際にはこれ以外にも医療費負担(自己負担1割から2割)や介護サービス料など調整すべき金額は29年間で数百万円になる可能性も。

あくまで現時点で確定している額のみ調整していることに注意してください。


年金の受給額を計算

今、30代・40代の方々65歳になった場合に受給できる金額を確定することはできません。

そのため、私がもっとも信頼しているニッセイ基礎研究所が試算した数値を元に計算させて頂いております。

年金受給額:約4,500万円


老後に必要な貯蓄額

これまでに老後の総支出額と年金の受給額について説明してきました。

これでようやく老後に最低限貯蓄しておかなければならない費用が確定できます。

総支出額-年金受給額
約4,000万円

まとめ

老後に最低限貯蓄しておかなければならない金額は

4,000万円

残り20~30年でこれだけの金額を最低限貯蓄していかなければなりません。

あくまでこの金額は最低限の生活をするための金額です。

老後の生活を楽しむための費用は含まれていません。もし、老後に旅行や趣味を行いたいのであれば4,000万円以上の貯蓄が必要になります。

国はあなた個人を助けてはくれないので、自ら準備を始めていきましょう!

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