
- 無料で使える検索順位チェックツールってありますか?
- SERPOSCOPEのMac・Winでの設定方法を知りたい
- SERPOSCOPEの使い方を教えてください!
今回はこんな悩みを解決する記事です。
- 検索順位チェックツールとは?
- 無料で使えるSERPOSCOPEの設定方法
- SERPOSCOPEの使い方
検索順位チェックツールといえば、GRCやRankTrackerが有名ですが、悲しいことに両者ともに有料ツールとなっています。
ブログを始めたての方は、なかなか有料ツールには手が出せないですよね。
ということで、今回は無料でほぼ同レベルのチェックができるSERPOSCOPEを紹介していきます。
検索順位チェックツールとは?
みなさんが記事を書くときに選んだキーワードが、実際にどのような順位変動をしているのかを把握することはブログ運営において必須事項といえます。
同じようなツールにサーチコンソールと呼ばれるモノがありますが、キーワードの数が増えてくると一つずつチェックするのは大変ですよね。
(サーチコンソールの設定がまだの方は、サーチコンソールとは?設定方法をブログ初心者向けに全手順を紹介 にて詳しく解説しています。)
個人ブログは時間との戦いでもあるので、自動化できるものは自動化させていきましょう!
有料で使える検索順位チェックツール
- GRC
- RankTracker
- BULL
- AZC
- Gyro-n SEO
詳しい内容は別記事で紹介しますので、有料版はこんなツールがあるんだって程度の理解で大丈夫です。
無料で使える検索順位チェックツール
- SERPOSCOPE(キーワード数無制限)
- GRC(20キーワードまで無料)
- RankTracker(キーワードの保存不可)
- AZC(5キーワードまで無料)
- Gyro-n SEO(20キーワードまで無料)
- 検索順チェッカー(5キーワード)
- SEOピッシュ(3キーワード)
- SEOTOOLS(3キーワード)
無料で使える検索順位ツールもいろいろとありますが、正直使えるのはSERPOSCOPEのみ。
その他の検索順位チェックツールは登録できるキーワード数が少なすぎるので有料版を利用する前のお試しといった感じですね。
SERPOSCOPEとは?
SERPOSCOPEは、Googleでのウェブサイトのランキングを監視し、SEOパフォーマンスを向上させるための無料のオープンソースランクトラッカーです。
無料で利用できる検索順位チェックツールですので、SEO対策のコストを極力抑えたい個人ブロガーにはおすすめのツールになります。
また、WindowsとMacのどちらでも利用することが可能なうえ、サーバーの知識がある方ならVPSを用意してサーバー上でクラウドサービスのように利用することも可能です。
SERPOSCOPEのメリット・デメリット
今は有料ツールの GRCを使っていますが、過去に半年ほどSERPOSCOPEを利用していました。
半年間利用して感じたメリットやデメリットをまずは紹介していきます。
SERPOSCOPEのメリット
- 無料で利用できる
- 登録できるサイト・キーワードが無制限
- WindowsでもMacでも利用できる
- 自動で計測してくれる
- デバイス別に計測が可能
- カテゴリー別に集計が可能
- VSPサーバーの環境化で使える無料ツールで登録できるサイト・キーワードが無制限であることが最大のメリットです。
わたしは屋外ではMacを使用し、自宅では Windowsを利用しているので両方のパソコンで利用できるのもありがたかったです。
また、サーバーの知識がある方ならVPSを用意して、クラウドサービスのように利用することもできたりします。
SERPOSCOPEのデメリット
- 日本語に対応していない
- 検索エラーが発生しやすい
- 検索順位しかチェックできない
- Googleしかチェックできない
無料で利用でき登録できるサイト・キーワードも無制限といったメリットがあるもののデメリットもあります。
日本語に対応していないのはGoogleの翻訳機能で対応はできるものの、検索エラーは充分な対策をしておかないと頻繁に発生してしまいます。(対策は使い方の章で説明してます)
検索するキーワード数が少ないと対して気にはならないですが500、1000と増えてくると何時間もかかることもあります。
また、機能面でもGoogleの検索順位しかチェックできないため、本格的に分析をしたい方は、有料ツール( GRCやRankTracker)を利用する方が良いかもしれませんね。
こんな人はぜひ利用しよう!
メリットとデメリットを紹介したところで、最後にこんな方は利用した方がいいよって方を紹介します。
- 今まで検索順位チェックツールを使ったことがない方
- 収益が上がるまでSEOツールにお金を使いたくない方
- まずはGoogleの検索順位だけでも把握したい方
- 有料ツールを使うまでの繋ぎとして利用したい方
実際のところSERPOSCOPEにはデメリットもありますが、無料で使えるツールとしては申し分ありません。
ブログを始めたばかりの方やいきなり1年分の費用を払うのに迷ってしまう方は、ぜひ使ってみてください。
わたしもSERPOSCOPEを使っていたからこそ、有料ツールのGRCへの移行もスムーズにいきました。
SERPOSCOPEの設定(導入)方法
ここから実際にSERPOSCOPEの導入方法を紹介していきます。
MacとWindowsで多少異なりますので、念のため両方の導入方法を紹介していきます。
自分の使っている環境に合わせて記事を読み進めてください。
Macユーザー向け
まずはMacユーザーの導入方法を紹介していきます。
1.Javaのバージョンを確認
SERPOSCOPEを利用するにはJavaのバージョンが1.8以上になっている必要があります。
まずはバージョンの確認をおこないましょう。
「ビルド1.8.0」となっていれば、問題なく作動します。
Javaがインストールされていない場合は新たにインストールし、バージョンが古い場合は更新タブから最新版にアップデートしましょう。
2.Java最新バージョンをダウンロード
すでに最新バージョンがインストールされている方はインストール方法へ進んでください。
Java 最新版のインストールが完了したら、早速インストールしていきましょう。
3.SERPOSCOPEのインストール
ダウンロードするため、https://serposcope.serphacker.com/にアクセスしてください。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動すると、下のように「開発元が未確認のため開けません」と表示される場合があります。
その場合はMacの設定を変更する必要があるので下のとおりすすめてください。
特にアプリとかが立ち上がらず変化がないですが、これでインストールは完了しているので安心してください。
インストールが終わったら初期設定をおこなっていきましょう。
Windowsユーザー向け
ここからはWindowsユーザー向けに導入方法を紹介していきます。
1.Javaのバージョンを確認
SERPOSCOPEを利用するにはJava 8がインストールされている必要があります。
まずはJava 8がインストールされているか確認してください。
Java8がインストールされていたら、インストールへ進んでください。
2.Java8のインストール
※クリックで拡大できます
※クリックで拡大できます
Java 8のインストールが終わったら、早速インストールしていきましょう。
3.SERPOSCOPEのインストール
ダウンロードするため、https://serposcope.serphacker.com/en/#downloadにアクセスしてください。
起動すると、下のようなダイアログが表示されるので「OK」ボタンを押してください。
日本語化されていないので英語表記が分からない方は画像のとおり進めてください。
Installをクリックすると下の画面に移行し、しばらくするとSetup画面に切り替わります。
上の画面は「SERPOSCOPEを利用するためのローカルURL」と「SERPOSCOPEをインストールしたフォルダ」が表示されています。
英語になっている点を除けばインストールはそこまで迷うことはなかったかなと思います。
インストールが終わったので初期設定をおこなっていきましょう。
SERPOSCOPEの初期設定
ここからは実際にSERPOSCOPEでチェックできるように設定をおこなっていきます。
1.SERPOSCOPEを開く
SERPOSCOPEはブラウザ上で利用するツールになりますので、下記のURLへアクセスしてください。
2.アカウントの作成
すぐにログイン画面に移行するので「メールアドレス」と「パスワード」を入力してログインしてみましょう。
無事ログインできると上の画面が表示され「Welcome to Serposcope」の文字が現れます。
ここからは初期設定と使い方に分けて紹介していきます。
3.SERPOSCOPEの初期設定
SERPOSCOPEの初期設定は下の5つです。
- 自動更新時間の設定
- 保存データ数の設定
- 計測時間の設定
- 計測する国の設定
- 計測する端末(デバイス)の設定
順に説明していきます。
3-1.自動更新時間の設定
※クリックで拡大できます
SERPOSCOPEはパソコンが起動している状態でないと順位計測が行われません。
つまり、自動計測時間を設定していてもパソコンが起動していなければ計測がされないので、ここでの設定はパソコンを立ち上げる時間以降に設定しておきましょう。
わたしの場合は朝起きたらパソコンを立ち上げるのでAM6:00に計測するようにしていました。
時間の入力ができたらページの一番下にある「save」ボタンを必ず押しましょう。
3-2.保存データ数の設定
※クリックで拡大できます
デフォルトの状態では、最新の365個のデータのみ保存されるようになっています。
つまり、毎日更新を行うと過去1年分のデータしか保存されないようになるため、無制限に変更します。
数値を「0」若しくは「空白」の状態にしておくことで、無制限の状態にすることができます。
保存データ数の入力ができれば、ページ一番下の「Save」ボタンを必ず押しましょう。
3-3.計測時間の設定
※クリックで拡大できます
※クリックで拡大できます
Pauseの設定では、各キーワードの計測にかかる時間を調整します。
キーワードを巡回する速度が早すぎるとGoogleからロボットと認識されてしまい自動計測がエラーとなってしまうので注意が必要。
いろいろ試した結果、「Minを150」「Maxを160」に設定するとエラーが発生しませんでした。
なお、この数値にしておくとキーワード数が増えてくると計測するのに数時間を要してしまいます。
キーワード数が増える頃には収益も出ているはずなので有料ツールに切り替えるタイミングですね。
「Min」と「Max」の入力ができれば、ページ一番下の「Save」ボタンを必ず押しましょう。
3-4.計測する国の設定
※クリックで拡大できます
※クリックで拡大できます
Countryの設定では、キーワードの順位を計測する国を指定します。
もちろん、日本のクエリを計測するので「JP-Japan」を選択しましょう。
国の設定ができれば、ページ一番下の「Save」ボタンを必ず押してください。
3-5.計測する端末(デバイス)の設定
※クリックで拡大できます
※クリックで拡大できます
Deviceの設定では、計測するデバイスをパソコンにするかスマホにするかを選択します。
とりあえず、ここではDesktopに設定しておきましょう。
デバイスの設定ができれば、ページ一番下の「Save」ボタンを必ず押しましょう。
SERPOSCOPEの使い方(キーワード登録)
ここからは実際にSERPOSCOPEの使い方(計測したいキーワードの登録方法)を解説していきます。
キーワードを登録するには下の手順になります。
- グループの作成
- Webサイトの登録
- キーワードの登録
順に解説していきますね。
1.グーループの作成
ブログを1つのみ運営している方は「グループ=ブログ」としてイメージしてもらえればOKです。
※クリックで拡大できます
※クリックで拡大できます
カテゴリーごとにキーワードを設定したい場合は、「ブログ名」ではなく「カテゴリー名」にしておきましょう。
このあたりは自分の使い勝手のよい感じに分類してもらえればいいかなと思います。
わたしは面倒だったので「ブログ名」で設定していました。
入力が終われば「Save」ボタンを押して完了です。
2.Webサイトの登録
グループの作成が終わったら、計測したいWebサイトを登録していきます。
※クリックで拡大できます
※クリックで拡大できます
ここではブログ名(ウェブサイト名)とURLを入力していきます。
ブログURLを入力するときは少し注意が必要。
わたしが設定したときは「https://」を付けたURLを入力すると、うまく登録できなかったので登録できない場合は試してみてください。
このような画面になっていればWebサイトの登録も完了です。
3.キーワードの登録
ようやくSERPOSCOPEの最後の設定「キーワードの登録」ができる状態になりました。
早速、キーワードを登録していきましょう。
※クリックで拡大できます
※クリックで拡大できます
キーワード以外の設定はすでに初期設定で終えているのでキーワードを入力して「Save」ボタンを押しましょう。
スマホ版を計測する場合はDeviceを「Mobile」に変更してください。(パソコンもスマホも計測したい場合は、同じキーワードを別々に登録要)
一つひとつ登録するのが面倒で複数のキーワードを登録したい場合は一括で登録することも可能です。
「Bulk import」をクリックするとまとめて入力できる画面が表示されます。
上のような感じで登録したいキーワードごとに改行して「Seve」ボタンを押せばまとめて登録可能です。
SERPOSCOPEの使い方(計測方法)
初期設定で自動計測時間は設定していますが、手動で計測したい場合の方法を紹介しておきます。
※クリックで拡大できます
※クリックで拡大できます
日付の上の進捗バーが100%になれば計測完了です。
キーワードが増えれば計測時間も数時間になるので完了するまで別の作業をしておきましょう。
※※データ収集後画像貼付け※※
収益上がればSERPOSCOPEから有料ツールへ
キーワード数が500を超えるとSERPOSCOPEでの計測にはかなりの時間を要するようになります。
わたしが有料ツールに切り替えたのはキーワード数が300を超えたころですが、遅いと感じたら有料ツールに切り替えるタイミングです。
Windowsユーザーであれば「GRC」、Macユーザーなら「Rank Tracker」がおすすめです。
GRCの料金設定
ベーシック | スタンダード | エキスパート | プロ | アルティメット | |
---|---|---|---|---|---|
料金(税込) | 4,860円 | 9,720円 | 14,580円 | 19,440円 | 24,300円 |
期間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 |
URL数 | 5 | 50 | 500 | 5,000 | 無制限 |
検索語数 | 500 | 5,000 | 50,000 | 500,000 | 無制限 |
Rank Trackerの料金設定
無料 | PROFESSIONAL | ENTERPRISE | |
---|---|---|---|
料金 | $0 | $299 | $699 |
期間 | - | 1年間 | 1年間 |
検索語数 | 無制限(保存不可) | 無制限 | 無制限 |
SERPOSCOPEの設定方法と使い方:まとめ
今回は無料で利用できる検索順位チェッカー「SERPOSCOPE」を紹介してきました。
無料だけあって設定が面倒であったり、エラーが発生しやすいとい問題もありますが費用をかけたくない個人ブロガーにはおすすめのツールです。
ブログ運営に慣れるまでは無料のSERPOSCOPEを使って、慣れてきて収益も上がりだしたら有料ツールに切り替えるようにしましょう!