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賞与・ボーナスから引かれる源泉所得税の計算方法を学ぼう!

皆さんは賞与の明細書をしっかり見たことはありますか?

結構引かれる税金の額が大きいのでちゃんと計算されているのかどうか?しっかりと自分で確かめることがとても大事!

なぜなら間違えて計算されているケースが結構あるからなんです。実際にクライアントが作成した金額をチェックすると間違えていることはほんとに多いんです。

今回は自分で正しく(源泉)所得税が天引きされているのかどうかを確かめられるように計算方法を紹介していきますね。

賞与の所得税は直近の給与が影響する

そもそも、賞与とは毎月支払われる給与とは別枠で支払われものを言い、夏・冬のボーナスであったり、決算賞与、年末手当などがこれにあたります。

では、賞与から天引きされる(源泉)所得税はどうやっって計算されるのでしょうか?

まずはこれを準備しよう

  1. 賞与が支払われる日より前の直近の給与明細
  2. 扶養親族等の人数を把握
  3. 賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」を印刷

上記の3つがあれば簡単に計算することが可能となります。


賞与から天引きされる(源泉)所得税の計算方法

では、早速賞与から天引きされる(源泉)所得税の計算方法を理解していきましょう!

① 前月の社会保険料等控除後の給与等の金額を把握

総支給額から通勤手当と社会保険料を控除(差し引く)した金額を確認してください。

簡単な例も下に記載しておきますね

  • 基本給:400,000円
  • 交通費:20,000円
  • 総支給額:420,000円
  • 社会保険料:60,000円
  • 源泉所得税:10,000円
  • 差引支給額:350,000円

計算方法

420,000円ー20,000円ー60,000円=340,000円

 

② 扶養親族等の人数を把握する

次に扶養親族等の人数を把握しましょう。

ここで、扶養親族とは配偶者と生計を共にしている家族のことをいいます。

ただし、源泉所得税の計算では扶養親族に含まれる人には一定の制限がかかってしまいます。

所得税法上の控除対象扶養親族とは、生計を一にしている、満16歳以上の親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族)等で、かつ、合計の所得金額が38万円以下であること

つまり、配偶者や16歳以上の子供でも年間の合計所得が38万円を超える場合は含まないで数えましょう。

また、16歳未満の子供も含まれませんので注意が必要。

③「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」をチェック

賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」の見方は

まず、②で把握した扶養親族の数が記載されている列を確認します。

次に①で計算した金額のところに印をつけ、(私の場合は◯でくくったりしています)

最後に◯でくくった左に記載されている税率を確認します。

会社に「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出している方は「甲欄」を、提出していない場合は「乙欄」を確認

④(源泉)所得税を計算する

③で乗じる率を把握することができればもうあとは簡単です。

賞与の額から社会保険料を控除し、控除後の金額に③で計算した率を乗じれば

今回の賞与に対する正しい(源泉)所得税が確認することができます。

 

それでは、皆さん一度試しに計算してみてください!間違ってたら勤先に確認して見てくださいね。

 

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