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文章を書くコツが学べる『数学文章作法 基礎編』が凄すぎ【書評】

ブログをやっていると「文章を書くコツ」知りたいって思いませんか?

わたしもブログを始めた4年前は、まわりのブロガーさんの記事を読んでは自分の記事の稚拙さにへきへきしていました。

そんなときに出会えた本が結城 浩さんの「数学文章作法 基礎編」です。本のタイトルは ” 数学 ” って、なってますが文章の書くコツ(ルール)を学べる数少ない一冊です!

この記事はこんな方におすすめ!
  • ブログやTwitterで読みやすい文章を書きたい方
  • 語句や文節について一から勉強したい方
  • 表現方法の幅を広げたい方

あくまで書評記事ですので核となる部分はぼかしてどんなことが学べるかってことをメインに紹介していきます。

Google検索で有名ブロガーさんが紹介するレベルの高い本じゃなく、基礎から学びたいって人にオススメの一冊です!

なお
ブロガーにお勧めの書籍情報はTwitter (@naobebe7)で案内しているのでフォローしてね

文章を書くコツが学べる『数学文章作法 基礎編』について

著者紹介

作者名:結城 浩(ユウキ ヒロシ)

1963年生まれ。プログラマ、ライター。プログラミング言語、デザインパターン、暗号、数学などの分野で入門書を多数執筆(「BOOK」データベースより)

その他の著書:数学ガール、プログラマの数学、暗号技術入門

Twitterアカウント:@hyuki
noteアカウント:https://mm.hyuki.net/


文章を書くコツを知りたい方におすすめする理由

文章を書くコツを知りたい方におすすめする理由

文章を書く勉強ってほとんどの方がこれまでしてこなかったのではないでしょうか?

わたしの人生において文章を書く技術を習った最後の記憶は小学校時代です。

ちなみに紙媒体とWeb上の文章とでは、必要とされるライティングテクニックは微妙に異なります。

  • 紙媒体は起承転結が大事
  • Webは結論重視のPREP方が基本
  • Webでは見出しや文字数の工夫も必要

簡単ところをあげると上の通り。

とはいえ、基本の文章を書く技術があってこそのWebライティングだとわたしは思っています。

達筆すぎて誰も読めないような文字を書く書道家も、基本がしっかりしているからこそ達筆な文字が書けるのと同じ。

本書では下のような文章の基本を一から丁寧に説明してくれています。

本書で学べる内容
  • 字体の選び方
  • 句読点などの記号の使い方
  • 接続詞と文末の意識
  • 段落の付け方

文章を書く上で基本中の基本になるルールを学ぶことが文章を書くコツであり、ブログを書く人こそ一度は読んでもらいたいと思い紹介させていただきました。


文章を書くコツの一部紹介!

文章を書くコツを一部紹介

ここからはネタバレしない程度にどんな内容が書いてあるかを紹介していきますね。

これから紹介する内容はわたしが『数学文章作法 基礎編』を読みながら「コレは文章を書くコツやな!」と思ってメモった内容の一部です。

  • 形式の大切さについて
  • 語句の役割について
  • 文の役割について
  • 順序と階層について
  • 問いと答えのについて

形式の大切さについて

文章は内容が大切だ

だからこそ,

形式をきちんと整えなければならない

まさにこの本が言いたいことの根っこの部分です。

もちろん読者に対して価値のある記事を書くのがブログの本質です。だからこそ、正しい形式で正しく読者に伝える知識が必要だと思います。

結城さん曰く、「欠けたカップで出されたら、いくら美味しいコーヒーでも台無しでしょう?」とのこと。

いくら良い記事を書いても文書の形式が稚拙だと、それだけで読む気がそがれてしまいます。

かっこいい言い回しや上手い言い回しなどのテクニックに頼る前に、形式を整えて読みやすい文章を心がけることが大事だなと。

語句の役割について

語句の役割として以下のような内容が説明されています。

  • 漢字とかなの使い分け
  • アラビア数字と漢数字の使い分け
  • 書体の使い分け
  • 正しい記号の使い方
  • 書き言葉と話し言葉の違い

語句は文章の構造の中でもっとも最小の単位です。

語句が集まって文を作り、文が集まって段落を作り、段落が集まって節を作り、節が集まって章を作り、章が集まって、・・・そのようにして一つの文章ができあがります。

と、本書では説明されており、文章の基礎をつくる語句の部分をおろそかにすると文章全体が読みにくいモノになります。

読みにく文章なんて今の忙しい読者は誰も求めていません。読みにくい文章は内容云々以前の問題です。

文の役割について

良い文かどうかを判断するには、

これは、何を主張している文か

と自問するのがいいでしょう。主張の内容がはっきりわかるなら良い文で、そうでなければ悪い文です。

私のブログメモ帳の一番初めには、この文章わや書き記しています。

記事全体が良い内容かどうかは正直わたしの知識では判断できません。そんな、わたしでも一文であれば判断はできます。

  • あいまいな表現にはなっていないか?
  • もっと文章を短くする言い回しはないか?
  • 逆接だらけの文章になっていないか?
  • 読者が勘違いさせるような言い回しになっていないか?

『数学文章作法 基礎編』を読んでからは、記事を書き終えたあとは一文一文自問自答するようになりました。

この本を読めば良い文かどうかチェックする項目が学べると思います。

なお
『語句』や『文』と同様に、『段落』『節』『章』についても基礎的な項目が学べるような流れになっているよ!

順序と階層について

  • 順序-読みやすく並べること
  • 階層-読みやすくまとめること

この2つを意識すると一気にみなさんの文章も読みやすものに生まれ変わると思います。

『数学文章作法 基礎編』では、順序を8パターン・階層を5パターン・表現の工夫を5パターン掲載してくれています。

順序と階層を意識して文章を書くのは

読者が読み進む苦労を軽減するためです。これもまた《読者のことを考える》という原則に従っているのです。

と、結城さんは書かれています。

本書で結城さんが常に意識していることが、実はこの《読者のことを考える》なんです。

形式を整えて読みやすい文章を書くことはすべて ” 読者 ” のため。ブログも ” 読者 ” のため。

だからこそ『数学文章作法 基礎編』をブログを書くすべての人に読んでもらいたいんです。

問いと答えについて

まだまだ、紹介したい部分はありますが最後に『問いと答え』について一言だけ。

『数学文章作法 基礎編』では、文章を書くコツとして『問いと答え』についても一章かけてたっぷり説明してくれています。

『問い』とは、読者とあなたが行う対話。もちろん『問い』にもルールがあり、ルールを守ることで読者の理解はより深いものとなります。

  • 問いと答えの関係について
  • 指示語に注意して問う
  • 混乱を避けて問う
  • 否定形の問いかけを避ける

など、ここではすべては書けませんがいろんな問い方を教えてもらえます。

これをマスターすればブロガだけでなく、Twitterのツイートも伸びやすくなります。いかにフォロワーにリプしてもらうか。

上手い問いかけができればリプもたくさんもらえ、伸びるツイートが完成できます。


まとめ:文章を書くコツは『数学文章作法 基礎編』で学ぼう

今回は文章を書くコツとして私がブログを書くとき、常に開いている書籍『数学文章作法 基礎編』を紹介しました。

本書は安易なテクニック的な内容は書かれていませんが、正しい文章の形式を学ぶことができる数少ない一冊です。

  • ブログやTwitterで読みやすい文章を書きたい方
  • 語句や文節について一から勉強したい方
  • 表現方法の幅を広げたい方

文章を書く作業をしている人には一生ものの一冊になるので是非読んでみてくださいね!

なお
ブロガーにお勧めの書籍情報はTwitter (@naobebe7)で案内しているのでフォローしてね
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