将棋タイトルスポンサーはどこ?気になる賞金や日程、視聴媒体も紹介

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藤井八冠のニュースで将棋に興味を持たれている方も多いと思います。特に気になるのは各タイトルのスポンサーがどれだけの賞金をかけているのか?

実はビッグネームのスポンサーが莫大な賞金をかけています。各タイトル戦にどの企業がスポンサーとして名を連ねているのか、また、どれほどの賞金がかけられているのか、知っていると視聴したときの一手の重みを感じられるようになるかもしれません。

この記事では、将棋タイトル戦の魅力をさらに深く知るための情報をお届けします。さらに、どこでその熱戦を視聴できるのかも紹介します。

一緒に、将棋界の舞台裏を確認していきましょう!

目次

将棋タイトル:スポンサーはどこ?

プロ棋士たちが争うタイトル戦は、将棋界の最高峰として注目を集める大会です。「8大タイトル戦」と称されるタイトルは、その名の通り将棋界で最も権威のある8つのタイトルを指します。

これらのタイトル戦は、各々異なる主催者やスポンサーによって支えられ、独自の歴史や背景を持っています。まずは、「8大タイトル戦」の各タイトルについて紹介します。

将棋の8大タイトル戦とは何?

将棋における8大タイトル戦とは下のタイトルのことをいいます。

  • 竜王戦(りゅうおうせん):竜王(りゅうおう)
  • 名人戦(めいじんせん):名人(めいじん)
  • 叡王戦(えいおうせん):叡王(えいおう)
  • 王位戦(おういせん):王位(おうい)
  • 王座戦(おうざせん):王座(おうざ)
  • 棋王戦(きおうせん):棋王(きおう)
  • 王将戦(おうしょうせん):王将(おうしょう)
  • 棋聖戦(きせいせん):棋聖(きせい)

タイトル戦の序列は契約金の額によって決定されています。現在の序列は、竜王戦が1位、名人戦が2位として、その後のタイトルが続きます。なお、契約金の額が変わると序列も変わるようです。

また、タイトル戦以外には一般棋戦と呼ばれるものがあり以下のとおりです。

  1. 全棋士参加棋戦(棋士:全3大会、女流棋士:該当なし)
  2. 上位棋士選抜棋戦(棋士:全1大会、女流棋士:該当なし)
  3. 年齢別棋士・下位棋士選抜棋戦(棋士:全3大会、女流棋士:全1大会)

将棋の8大タイトルの賞金はいくら?

上記で紹介したとおりタイトル戦の序列は契約金の額によって決定されており、現在の額は次の通りです。

タイトル戦賞金及び対局料合算
竜王戦4,400万円
名人戦非公表(予想:3,350万円)
王位戦非公表(予想:3,000万円)
叡王戦非公表(予想:1,250万円)
王座戦非公表(予想:1,250万円)
棋王戦非公表(予想:1,250万円)
王将戦非公表(予想:1,000万円)
棋聖戦非公表(予想:1,000万円)

将棋のタイトル戦で賞金が公表されているのは竜王戦のみであり、その他は過去5年間の賞金ランキング(将棋連盟公式発表)より逆算して推測。

将棋の8大タイトルのスポンサーはどこ?

次は8大タイトルのスポンサーがどこなのかを紹介していきます。

タイトル戦主催・協賛
竜王戦読売新聞社
野村ホールディングス(特別協賛)
東急グループ(協賛)
UACJ(協賛)
あんしん財団(協賛)
ニトリ(協賛)
名人戦毎日新聞社
朝日新聞社
大和証券グループ(協賛)
王位戦新聞三社連合
伊藤園お〜いお茶(特別協賛)
叡王戦不二家
ひふみ(特別協賛)
中部電力(協賛)
豊田通商(協賛)
豊田自動織機(協賛)
日本AMD(協賛)
王座戦日本経済新聞社
東海東京証券(特別協賛)
棋王戦共同通信社
コナミグループ(特別協賛)
大塚製薬カロリーメイト(協賛)
王将戦スポーツニッポン新聞社
毎日新聞社
ALSOK(特別協賛)
囲碁・将棋チャンネル(協賛)
棋聖戦産業経済新聞社
ヒューリック(特別協賛)

こうしてみると新聞社(マスコミ)が多くスポンサーとなっているのがわかります。では、どうしてスポンサーには新聞社(マスコミ)が多いのかを確認していきましょう。

8大タイトルの日程はいつ?

2023年の8大タイトルはほぼ終了しておりますが、以下の日程で行われています。

竜王戦(藤井聡太竜王 vs 伊藤匠七段)
  • 第1局:10月6-7日、セルリアンタワー能楽堂、東京都渋谷区
  • 第2局:10月17-18日、仁和寺、京都府京都市
  • 第3局:10月25-26日、旧安川邸、福岡県北九州市
  • 第4局:11月10-11日、銀鱗荘、北海道小樽市
  • 第5局:11月27-28日、ことひら温泉琴参閣、香川県琴平町
  • 第6局:12月6-7日、旧本郷家住宅、秋田県大仙市
  • 第7局:12月13-14日、常磐ホテル、山梨県甲府市
名人戦(渡辺明名人 vs 藤井聡太竜王)
  • 第1局:4月5-6日、ホテル椿山荘、東京都文京区
  • 第2局:4月27-28日、浮月楼、静岡県静岡市
  • 第3局:5月13-14日、高槻城公園芸術文化劇場、大阪府高槻市
  • 第4局:5月21-22日、麻生大浦荘、福岡県飯塚市
  • 第5局:5月31-6月1日、緑霞山宿 藤井荘、長野県高山村
王位戦(藤井聡太王位 vs 佐々木大地七段)
  • 第1局:7月7-8日、豊田市能楽堂、愛知県豊田市
  • 第2局:7月13-14日、中の坊瑞苑、兵庫県神戸市
  • 第3局:7月25-26日、料亭湯宿 銀鱗荘、北海道小樽市
  • 第4局:8月15-16日、和多屋別荘、佐賀県嬉野市
  • 第5局:8月22-23日、渭水苑、徳島県徳島市
叡王戦(藤井聡太叡王 vs 菅井竜也八段)
  • 第1局:4月11日、江戸総鎮守 神田明神、東京都千代田区
  • 第2局:4月23日、名古屋東急ホテル、愛知県名古屋市
  • 第3局:5月6日、か茂免、愛知県名古屋市
  • 第4局:5月28日、浄土ヶ浜パークホテル、岩手県宮古市
王座戦(永瀬拓矢王座 vs 藤井聡太竜王・名人)
  • 第1局:8月31日、元湯・陣屋、神奈川県秦野市
  • 第2局:9月12日、ホテルオークラ神戸、兵庫県神戸市
  • 第3局:9月27日、名古屋マリオットアソシアホテル、愛知県名古屋市
  • 第4局:10月11日、ウェスティン都ホテル京都、京都府京都市
叡王戦(藤井聡太叡王 vs 出口若武六段)
  • 第1局:4月28日、江戸総鎮守 神田明神、東京都千代田区
  • 第2局:5月15日、名古屋東急ホテル、愛知県名古屋市
  • 第3局:5月24日、三井ガーデンホテル柏の葉柏の葉カンファレンスセンター、千葉県柏市
王将戦(藤井聡太王将 vs 羽生善治九段)
  • 第1局:1月8-9日、掛川城 二の丸茶室、静岡県掛川市
  • 第2局:1月21-22日、山水館、大阪府高槻市
  • 第3局:1月28-29日、金沢東急ホテル、石川県金沢市
  • 第4局:2月9-10日、SORANO HOTEL、東京都立川市
  • 第5局:2月25-26日、さんべ荘、島根県大田市
  • 第6局:3月11-12日、大幸園、佐賀県三養基郡
棋聖戦(藤井聡太棋聖 vs 佐々木大地七段)
  • 第1局:6月5日、ダナン三日月、ベトナム
  • 第2局:6月23日、ホテルニューアワジ、兵庫県洲本市
  • 第3局:7月3日、沼津御用邸東附属邸第1学問所、静岡県沼津市
  • 第4局:7月18日、高志の宿 高島屋、新潟県新潟市

将棋タイトル:スポンサーに新聞社が多い理由・メリットは?

最近ではネット中継で生配信が当たり前になりましたが、ひと昔前は各新聞社が自社の新聞で独占的に棋譜を掲載することができるというメリットがありスポンサーになったといわれています。

今は新聞社側のメリットはだいぶ薄れていますが、過去の長いお付き合いとして継続されてます。

最近では一般企業がスポンサーになることも増えており、ドワンゴの後にスポンサーとなった不二家などは対局で自社のお菓子の提供を行えるため価値があると判断されたのでしょう。藤井壮太が食べた〇〇のお菓子というだけで宣伝効果は莫大であると思われます。

ちなみに叡王戦で提供される「ペコちゃんお菓子BOX」の中身には、「カントリーマアム チョコまみれ」、「カントリーマアム じわるバター」、「ホームパイ チョコだらけ」などが入っているようです。

スポンサー:新聞社一覧

将棋のタイトル戦のスポンサーになっている企業には新聞社が数多く見られます。テレビやネットが普及する前に棋譜を独占的に記事にできることから新聞社との相性は良かったようです。

8大タイトルのスポンサーは主催社と協賛会社に分けられますが下の図のとおり7社/8社の主催が新聞社となっています。

スクロールできます
タイトル主催者協賛会社
竜王戦読売新聞特別協賛:NOMURA
名人戦朝日新聞・毎日新聞
王位戦新聞三社連合北海道新聞・ 中日新聞・ 西日本新聞・ 神戸新聞・ 東京新聞・ 徳島新聞
特別協賛:お~いお茶
叡王戦株式会社不二家特別協賛:ひふみ
王座戦日本経済新聞特別協賛:東海東京証券
棋王戦共同通信特別協賛:KONAMI
王将戦スポーツニッポン・毎日新聞特別協賛:ALSOK
棋聖戦産経新聞特別協賛:ヒューリック

上記のタイトル戦以外も朝日杯将棋オープン戦は朝日新聞、新人王戦はしんぶん赤旗が主催しています。

スポンサー:ネット配信企業

将棋人気を高めた要因の一つにネット配信が行われたことです。「ニコニコ動画」や「ニコニコ生放送」でおなじみのドワンゴの主催で始まった叡王戦。現在はペコちゃんでおなじみの不二家に変わりましたが、ドワンゴの役割は大きかったです。

以下に叡王戦の歴史と特徴をまとめました。

開始と背景

叡王戦は2015年度にドワンゴ主催で一般棋戦として第1期が開始されました。2017年度の第3期からタイトル戦に昇格し、それ以降はタイトル戦として続いています。

この棋戦の前には、プロ棋士とコンピュータ将棋ソフトウェアの間で行われる将棋電王戦が存在していましたが、2015年の電王戦FINALをもって一区切りとされました。

特徴

番勝負の勝者は「叡王」というタイトルを得ることができます。また、叡王戦は現存する棋戦の中で、予選を段位別で行う唯一の棋戦です。

現叡王

第8期の叡王は藤井聡太で、彼は最多優勝と最長連覇の記録も持っています。

変遷

  • 一般棋戦時代(第2期まで): 電王戦に類似した棋戦の存続を希望したドワンゴが日本将棋連盟と協議し、新たな一般棋戦が立ち上げられました。
  • タイトル戦・七番勝負時代(第3期から第5期まで): 2017年5月20日に電王戦の終了と第3期以降のタイトル戦昇格が発表されました。
  • タイトル戦・五番勝負時代(第6期以降): 2020年10月20日にドワンゴが叡王戦の主催契約を解除し、第6期からは不二家と日本将棋連盟の共同主催となりました。

将棋のタイトル戦はどこで配信している?

将棋のタイトル戦を視聴するには現在多くの方法があります。TV・ネット・YouTubeなど様々な方法があるのでご自身の生活スタイルにあった視聴方法を選択することが可能です。

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ABEMAでは、タイトル戦をはじめとする多くの将棋中継がライブ配信されているチャンネルがあり、無料で視聴することができます。また、プロ棋士による解説や特別番組も行われているのでタイトル戦以外にも楽しむコンテンツが豊富です。

スマホやパソコン、タブレットで視聴することができるので移動中の電車の中、喫茶店やレストランなど場所を選ばず視聴できるのも魅力!

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将棋中継が見られる動画サイト

将棋中継が見られる動画サイトも複数あります。ニコニコ動画では過去に主催していた「電王戦」の対局を今もすべて見ることができます。その他にタイトル戦ごとに専用の中継サイトもあるので紹介しておきます。

その他の視聴方法

現在は数多くの視聴方法があり、上記以外にはアプリや将棋連盟のライブ中継YouTubeなどのプラットフォームでも視聴することが可能になっています。

将棋タイトルスポンサーはどこ?:総括

それでは最後に今回の記事のポイントをまとめておきます。

将棋タイトル
  • プロ棋士たちが争うタイトル戦は将棋界の最高峰。
  • 8大タイトル戦は最も権威のある8つのタイトルを指す。
  • 8大タイトル:竜王戦・名人戦・叡王戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦
  • タイトル戦の序列は契約金の額によって決定。
賞金
  • 竜王戦の賞金は4,400万円。
  • 他のタイトル戦の賞金は非公表だが、過去の賞金ランキングからの予想。
スポンサー
  • 竜王戦: 読売新聞社、野村ホールディングス、東急グループなど
  • 名人戦: 毎日新聞社、朝日新聞社、大和証券グループ
  • 王位戦: 新聞三社連合、伊藤園お〜いお茶
  • 叡王戦: 不二家、ひふみ、中部電力など
  • 王座戦: 日本経済新聞社、東海東京証券
  • 棋王戦: 共同通信社、コナミグループ、大塚製薬カロリーメイト
  • 王将戦: スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社、ALSOK
  • 棋聖戦: 産業経済新聞社、ヒューリック
タイトル戦の配信情報
  • 視聴方法はTV、ネット、YouTubeなど多岐にわたる。
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